加古川市西条山手にある幼稚園すみれキンダガーデンのカリキュラムのご紹介 – について

カリキュラムのご紹介

自らを成長させるプログラム

年長児整列

近年まで日本にあった異年齢の子どもの集団では

大きい子ども
小さい子どものことをまとめながら、自己に自信をつけたり、自分の至らなさを知り、さらに磨き育てる等の年長者の自覚やリーダーとなる厳しさを学ぶ。
小さい子ども
やさしく、時には厳しい年長者に憧れの気持ちを持ちながら、様々なことを学び、体得し、やがて自分が年長者になるための心と身体づくりの準備をする。

という、「人」になるためのプログラムがあり、その中で「社会性」、「知性」、「生きる力」が育まれてきました。このことは現代の発達心理学でも証明されています。

平均出生率は下がり続け、そしてその傾向に歯止めがかかりません。これは兄弟数の減少、地域の子どもの数の減少を意味し、同年齢の交流はもとより、異年齢の交流は皆無に近い状態にあることを意味しているでしょう。

「子どもの育ち」、「人の育ち」という観点からこの少子化の状況を見るとき、私達教育に携わる者は危惧の念を持たざるをえません。

現代社会の抱える多くの教育問題(いじめ、不登校、家庭内暴力等々)も、幼児期に子どもの集団でもまれることが少なかったという研究結果も出ているほどです。

すみれキンダガーデンでは、開園以来、一貫して「縦割教育」を行って参りました。

すみれキンダガーデンの教育
思いやりがベースとなる異年齢の活動(縦割保育)
お互いに刺激しあう同年齢での活動(横割保育)

そして子育てに必要な
「自由」「整えられた環境」
の2つの要素が保障された生活の中で、子ども達は昔あった異年齢の子ども集団のように、幼稚園生活の中で教えあい、学びあい、自己を大きく成長させていくのです。

幼稚園時代に培われたこの生きる力は、卒園後に学校で、社会で、大輪の花を咲かせています。

毎日の生活そのものを大切に

うがい

すみれキンダガーデン子どもの家

園は子ども達の家であり、暮らし方そのものが保育の重要な内容となります。

基本的な生活習慣の確立・自立・思いやり・助け合いの心は
1.子ども主役
2.安定した日課
がある、充実した日々の生活の中で育ってゆきます。

親と手をつないだ子育て

出席ノート・保育参加・家庭訪問・園だより・すみれ母親講座など各種行事を通じて家庭と園が子どもの良き理解者となり、互いに補い、あたたかく見守り、未来を担う子どものために努めます。

縦割りの生活

横割りのクラスは競争、ライバルがベースとなるに対し、縦割りのクラスは思いやりがベースとなります。

小さい子は大きい子を身近なモデルとし、大きい子は小さい子をいたわり、助け、刺激を受けることによって人間愛と共同生活の秩序が身についていきます。

日常生活の教育

日常の様々な行動について、万人共通のルールや手順が定着していることは、正しく教えていくことが大切です。これは将来、子ども達が社会に生きる人として固有の文化の制約を受けなければならないことを知るために、また、価値ある文化の良き継承者、創造者となるためにも、大変重要です。

心と体いつもフル活動

跳び箱

身体と体力づくり

草履ばきやリズム遊びによって、足の親指を鍛え、踏ん張る力を養うとともに、脳にも刺激を与え活性化していきます。毎年恒例のファミリーフェスティバル(運動会)での組体操はすみれキンダガーデンの名物となっています。

皮膚の鍛錬を促し、風邪ひき・喘息予防に役立つスイミングを1年間行います。(年少児は2学期より参加)

加古川や城山への散歩、水遊びや虫取り等により、野性的なたくましい足腰が養われます。竹馬・縄跳び・こま等伝承遊びもします。

本物の体験教育

日々の食事の準備・配膳・掃除も自分たちの仕事と心得、体験します。

園の畑でとれた野菜や、買い出しなどをした材料で料理作りや会食をしたり、日本の重要な文化であるお茶や習字、お筝なども体験致します。

大自然と生命にふれる

お米や野菜や花を植える・育てる、収穫することや、1年を通じて地域の公園・神社・山・川への散歩などにより、多くの虫や小動物・草花と出会い、ふれること、暑さや寒さ、雨風など、自然界の摂理と調和・生命への尊厳を体験して実感していきます。

いいものたくさん何でもやってみよう

リトミック

感覚の教育

五感・指先・身体の動き等、敏感な全感覚訓練から、自然・社会・文化への扉を開く鍵としての感性を養います。

園内に備えられた魅力的な様々な教具・玩具(ヨーロッパ製木のおもちゃ)の中から、自分で選んで活動し、比べる・まとめる・順序立てる等知的意識が養われます。

数とりょうの教育

多くの教具・玩具(ヨーロッパ製木のおもちゃ)で遊ぶ中で並べる、分ける、合わせる等の秩序付けを自然に行っています。

この知性の自発性を適切に働かせることによって、子ども達は無理なく学習する姿勢・思考力を身につけていきます。

言葉の教育

歌うこと、絵本や詩を読んでもらうこと、唱え文句等の言葉遊びやわらべ唄、日々のお祈り、日常の会話等々、言葉の刺激をたくさん受けることにより、語彙数が増え、豊かなコミュニケーション能力を身につけていくことができます。

音楽教育

美的教育の中において特別な位置を占める音楽。その中でも大切な「リズム」。リズムは音楽のみならず人間の生活の中でも大切です。わらべ唄やとなえ文句、楽器遊びを通じて「基本拍」を身につけていきます。

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